11.23.2005

ありがとう。 2005年11月23日


実はこの日のことを書くかすごく迷って、とっても個人的なのでやめようかと思ったけど、喜音の日記として残しておきたいなと思ったので書くことにした。
数日前に友達から、「おじいちゃんの体調が悪いからもし来れたらお見舞いにきて欲しい。」というメールが来た。私がまだ学生の時に友達と一緒におじいちゃ んの家に遊びに行って泊まらせてもらったことがあった。その時、おじいちゃんは一生懸命色々なことを話してくれて仲良くなった。それ以来、私が忙しくなっ たりで、なかなか会いにいけず、喜音が生まれてからなおさら行けなくなってしまった。なので、私もおじいちゃんにとっても会いたかった。おじいちゃんのお 家は兵庫の端の方の網干らへん。喜音にとってはちょっとした小旅行だ。でもとってもきれいなところで、家からすぐそこがもう海。のんびりとした村。着いた ら友達のお母さんがご飯を作って待っていてくれた。喜音も一緒にお母さんのおいしいご飯をご馳走になった。(確実に私が作るものより喜んで食べてるんです けど。どういうこと???)喜音は驚くほど、めっちゃいい子だった。ずーーとお母さんに抱っこされて、めっちゃ笑顔を振り撒いてる。恐るべし、エンター ティナーだ^^:でも、これは私もありがたいこと。色んな人にかわいがってもらえるしね。
そして、落ち着いたところでおじいちゃんの病院へと行った。病室に入って、おじいちゃんに喜音を見せると、おじいちゃんがすっごく笑顔で手を叩いて喜音を あやしてくれた。友達も正直、喜音を連れて行っても反応してくれるかわからないと言うくらい、おじいちゃんの容態は良くなかった。みんなもおじいちゃんが こんなことできるなんてと驚いていたくらい。でも、おじいちゃんはすっごく笑顔で、喜んでくれた。帰りがけに私が、「また喜音連れてくるからおじいちゃん も頑張って。」というと、おじいちゃんも出ない声で一生懸命「うん、うん。がんばって・・・・」と言ってくれたのが聞こえた。

それから2日後の朝、おじいちゃんが亡くなったと友達から聞いた。すごくしんどかったのに、喜音に笑ってくれたおじいちゃん、本当にありがとう。ご冥福をお祈り致します。そして、お母さん、おばあちゃん、おにいちゃん、絵里、本当にありがとうございました。

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